あれこれオーストラリア探訪 「驚きの物価高」

 Date:2013年02月25日16時45分 
 Category:地域(海外) 
 SubCategory:あれこれオーストラリア探訪 
 Area:指定なし 
 Writer:三陽生人
オーストラリアに来て10日が過ぎようとしている。
シドニーで四日過ごし、メルボルンで六日過ごしたことになる。
半年から一年の居所を探すのが目的なのだが、周りに聞いても観光ビザでの賃貸契約はかなり難しそうな気配だ。
とは言え、諦める訳には行かないから、暫くは悪戦苦闘の日々が続きそうだ。

さて、オーストラリアに来て一番に驚いたことはその物価の高さだ。
セブンイレブンでペットボトルの水を買ってびっくりした。
何と、3.7ドルから4ドル近くするのだ。幅があるのは多分冷えてるかそうでないかの違いだと思うが、あらゆるものが高いのである。ほぼ日本の三倍だと思えば間違いない。

よくもオーストラリアの人はお金を払えるなぁと思い聞いてみると、その分所得も多いようだ。何と言っても法律で定められた最低賃金が時給1750円程度らしい。知り合ったイタリア人の若者はイタリアレストランで料理人のアルバイトをしてると言っていたが、アマチュアの彼の時給は2500円らしく、プロの人は4500円くらいだと言っていた。

私のようにオーストラリアでは働けないビザの人間には過酷な物価高である。

ワーキングホリデーで来ているという日本人の学生に聞いた話では、最低賃金が守られているのは現地の人に対してだけで、アジア系の人間の場合、時給は1000円くらいまで落ちるそうだ。足元を見て600円程度で働かせているオーナーもいるようで、移民国家とはいえ人種の壁はかなり高そうだ。

こちらにきて、銀行口座も開いたが、こちらは全てインターネットで管理しなければならず、あるのはカードとIDとパスワードだけだ。日本でも新生銀行を使っていたためネットバンキングには慣れているつもりだったが、やはり英語だらけの解説にはうんざりするし、分からないだけに安心感も生まれず、何とも心もとない感じである。ただ、isaver と呼ばれている運用口座に入ったお金が4〜5パーセントの利息がつくというのには、またまた驚いた。これも日本とは比較にならない利率の良さだ。物価高のプラスの面が、こんな感じで還元されるとは嬉しくもあるが、複雑である。