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あれこれオーストラリア探訪「MEET-UP(ミートアップ)」
Date:2014年04月07日10時59分
Category:
地域(海外)
SubCategory:
あれこれオーストラリア探訪
Area:
指定なし
Writer:
三陽生人
日本ではあまり聞きなれない言葉かもしれないが、外国には出会いを演出する様々なカテゴリーのMEET-UPが存在する。ここオーストラリアも数多くのMEET-UPが存在し、それを検索するための携帯電話用のアプリもある。アプリをダウンロードして興味のあるカテゴリーにエントリーしておけば、今週開かれるMEET-UPというお知らせが週初めに届くからありがたい。
メジャーどころはワーキングホリデーなどの若者が多く参加するLanguage Exchange(ラングエッジ エクスチェンジ)と呼ばれる言語交換のMEET-UPだ。日常会話が英語という外国人と話ができるというので、英会話を学ぶ日本人にはもってこいの場である。しかし、参加する外国人の目的は少し違うようで、若い男性の参加が多いのを見ると、日本女性との出会い期待というのが本音ではなかろうか。
因みにすっかり年寄りの年齢に達した私が話しかけると、気さくに話に応じてはくれるものの、明らかに若い女性が気になっているのが分かるだけに長話はできない。誰も寄る年波には勝てぬと諦めてはいるが、はやり寂しさは拭えない。
先日、思い切ってCoffee MEET-UP という、喫茶店の前の路上テーブルでコーヒーを飲みながら談笑する会に参加したが、さすがに日本人はおらず言葉の壁の厚さを痛感した。それでも日本人の参加は珍しいみたいで、いろんな人が話しかけてくれ、これこそがMEET-UPという感じだった。
また、先日はSpiritual MEET-UPというのにも参加した。なんでもスピリチュアルな体験を持つ人や興味のある人の集まりだということで参加したのだが、キリスト教のもとで育ちながらもキリスト教の教えに満足できない人たちの集まりのようで、仏教などの他宗教やメディテーションなどにも興味を持つ人たちが集まっていた。
それはそうと、こちらの教会は日本で見るのとは違い、カトリック以外のプロテスタント系教会ではどこもフォークギターやエレキギター、ドラムやキーボードなどでオリジナルの音楽を演奏しながら礼拝をする。日本の教会に何度か足を運んだことのある私の目には異様としか映らないのだが、若者たちが独自の音楽を奏でながら両手をあげて踊る姿を見ていると、時代に応じてキリスト教の伝え方も自在に変わっていいのかもしれないと、寛容に捉えることができるようになった。
話を戻すが、私にとってMEET-UPに参加する目的は友達作りと英語の勉強だ。無料で英語の会話が楽しめるのだから言うことはない。日本人に多い恥ずかしがり屋の部分さえ克服できれば、実践での英語学習にはもってこいの場だといえる。
冒頭、日本では馴染みがないと書いたが、聞けば規模は小さいのだろうが、日本でもあちこちで行われていると聞いて驚いている。見知らぬ者同士が集って話をするという風習が日本にも育っているのかと思うと時代の変化を感じてしまう。もし先にも書いた日本語と英語のLanguage ExchangeのMEET-UPがわが町にもあったのなら、参加したかったなぁ…と、つくづく残念に思う。
スピリチュアルミートアップの面々
言語交換のミートアップで会話を楽しむ人たち