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【街景寸考】相性が悪かったゴルフ
Date:2014年04月02日09時57分
Category:
エッセイ
SubCategory:
街景寸考
Area:
指定なし
Writer:
大昭寺いさじ
ゴルフを一度もやったことがない。やってみたいと思ったことは一度もない。周りの連中から幾度となく誘われたが、そのたびに断ってきた。その頑固さにあきれたのか、そのうち誰も誘わなくなった。
ゴルフをやっている連中にあまり良い印象をもってなかったというのが第一の原因だった。メタボの金持ち連中がやっているという偏見があった。それに、野球を長年やってきたせいか、じっと止まっているボールを打つだけという印象もあった。
加えて、おやじ連中がドライバーを振り回す恰好がどれもぶざまに見えたというのも一因にあった。なぜあのようなへっぴり腰になるのか不思議だった。上達したいという気があれば、回転する際に自然腰が入るはずである。その辺はバッティングも体の回転で打つという点では同じなので、そう確信できた。腰が入れば回転に力が加わりスイングが速くなる。速くなれば当然飛距離は伸びる。なぜ、いつまでもへっぴり腰なのか。門外漢ではあるがそう見えた。
後年、ゴルフもボーリングと同じで、単純なスポーツのように見えて実は高度な技術と精神力が不可欠なスポーツであるということがわかってきた。それでもやってみようという気までにはならなかった。自分とは余程相性が悪かったと見える。
ゴルフをする連中にはもう一つの特徴がある。それは酒席でのゴルフ談議だ。他のスポーツの場合は、酒の席でやっているスポーツを肴にすることはあまりない。しかし、ゴルフファンだけは必ずゴルフ談議を肴に賑わう。楽しくて仕方がないという風である。
しかし、ゴルフをしない者にとって、この場の雰囲気は苦痛でしかない。そのことを察してくれる輩もいたためしがない。このことも連中の特徴だと言える。ときに酒で談議が盛り上がったときの笑いを、苦痛で耐えている門外漢に対して無遠慮に向けてくることがある。快楽と苦痛が鉢合わせた瞬間である。このときばかりは、正直、その間の抜けた顔をぶん殴りたくなることがある。
今後もゴルフとは縁のない人生を送りそうだ。食わず嫌いは承知だが、後悔することはない。